人生初の出仕事に!

先日、畳屋の先輩から古い道具を譲り受けました。
サンダーと呼ばれる代物で、縁を縫い付ける平刺しをしてくれる機械です。
小型で持ち運びができるので、電源さえ確保できれば現場での作業も可能になります。

張り替えの枚数が多く、持ち帰るのが困難な場合や、現場が遠い時などは現場で作業台など道具を広げその場で張り替えをします。

とても便利な道具をなんと永久レンタルというとんでもない形で譲ってくれました!
ありがとうございますー!!

ただ、持ってるだけでは意味ないし、作業の確認のため練習をする事に。
ちゃんと使いこなし仕事できないとダメですもんね。

こんな感じに縁を縫い付けてくれます。

写真のようにサンダー本体とガイドになるレールを畳に取り付けて縫っていきます。
わかりますかね、このカッコよさ。
なんとも無骨なマシーン感。重厚な質量とメタルと油の匂い。
ただまっすぐ縫うだけなのにものすごく重い。
いいですよね、男子なら分かるはず、この感じ・・・

ま、まぁそれはさておき練習しましたよ。
うちはそんなに作業場が広くないのでかなりギリギリでしたが。。。

実は翌週に出仕事のお誘いを受けたので必死に練習です!

縁を折り返し、写真のように仕上がっていきます。
サンダーは平刺ししか出来ないのでそれ以外は全て手縫いになります。
写真で糸が三角になっているのが機械で縫った糸、斜めだけで縫っているのが手縫いの糸。
このように作業により糸のかかり方などがちがうので前の仕事がわかってきます。
職人の癖や関東・関西の違いや丁寧さ雑さなどなど、いろいろ分かってくるので畳屋さんの楽しみでもあるんですよ。

そしていよいよ出仕事に・・・

右下が僕の陣地。

よくお客さんに「昔は庭先で台広げて、張り替えしてたんだけどねぇ〜。」って言われますけど、どうでしょう、まさにそんな感じでしょう?

畳屋としてもそんなに頻繁に出仕事はないのでなんだかワクワクします笑。
しかも、一緒に作業をする先輩がいるので仕事の仕方を見たり聞いたり、とても勉強になります。そうです、楽しいんです!

誘って頂いた、先輩の濱組さん。
サンダーを譲って頂いた先輩、常川さん。

普段は自宅の作業場で黙々と畳を作ってますが、単純に寂しくなくて楽しいです笑。

寝癖で髪がボサボサ。
・・・太ったか?

なんとか無事に終了することができましたが、まだまだスピードが上がらないので工夫が必要ですね。
ともあれ初めての出仕事を終える事ができホッとしました!
後半はいっぱいちびっ子に絡まれてなんだか賑やかでしたが、楽しかったです♩


『西田畳店』創業140年。
『リフォーム二シダ』内装全般なんでも。
西田光二
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人生初の出仕事に!” への2件のフィードバック

  1. 仕事が楽しいっ!て、幸せですね。羨ましいです。これからも時々出仕事があったらいいですね。先輩たちの顔は職人顔でオーラがでてますよー!すごいなぁ!

    1. 機会があればまた出仕事いきます!
      頼れる先輩達、かっこいいですよね!憧れますー♪

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