畳訓練校建築手縫いへり無し畳

今週の訓練校!

五代目、奮闘記『今週の訓練校』
手縫いの作業を学ぶ畳訓練校の模様をご紹介します!

更新が遅くなりまして、今週というか先週とその前の授業の様子をご紹介します。
『前回までの訓練校』ですね。なんだか24時間制限の海外ドラマみたいですがよかったら見ていってくだい♪

前の投稿でへり無し畳を制作しましたが翌週もへり無しです。
前回とは違い折り曲げる位置をずらしました。これにより角が立ちビシッとした仕上がりになります。

線を引いたところで折り曲げる。

微妙な差なんですが、敷き込む際には大きく影響します。
さらに前回よりも藁の扱いにも注意しました。
見えないところですが見た目にも美しくなるように注意して作業していきます。

前に写真を掲載できなかったのですが、側面につけた藁を金槌で叩き、畳の裏に回していきます。
回しこんだ藁で畳の厚みを調整し『い草』のヒゲを押さえつけていきます。

学校では座学の授業もあり、三名の建築家の先生による材料と建築史や畳に絡めた内容の講義があります。
また美術の授業では絵を書いたり、模型をつくったり、課題による創作をします。

これがめちゃめちゃ楽しいんです。
こないだの授業では『8メートルキューブの中で自由に空間を製作する。』という課題。
縮尺を落とした模型を作り色々遊びます。

いやぁ、建築系専門卒の血が騒ぎますよねぇ〜。
僕が作ったのはこちら。

名付けて『巡る箱』。
異なる階層から様々な角度で植物を楽しむというコンセプト。
様々な大きさで開けられた開口部が外部から観た時に中が見え隠れし、生けられた花々を切り取る効果も持ち合わせています。
逆ピクチャーウインドウ、逆借景ってところですね!
内部からも外部からも楽しめる、一度で二度美味しい空間です。

ただこれ、どう考えても中心に植えた木が可哀想ですよね・・・
作っててだんだん心が痛くなってきました。。。
もう二度としません・・・

翌週はいつも通りの畳の作成!
二年生も残すところ今月のみ、二年間の集大成ですね。
頑張ろうぜ齋藤くん。

頑張ろうぜ明木くん。


『西田畳店』創業140年。
『リフォーム二シダ』内装全般なんでも。
西田光二
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