五代目、奮闘記『今週の訓練校』
手縫いの作業を学ぶ畳訓練校の模様をご紹介します!
今回は今年度最後の授業の模様をお送りいたします。
あぁ、これで二年最後の授業かぁ、早いもんです。。。
集大成としてなるべく丁寧に畳作りに挑みました!




あと一年、手縫いの授業は週一回でお休みもあるので、授業の日数はだいぶ限られてきます。
一回一回の授業をなるべく充実した内容に、なるべく丁寧にかつ仕上がる時間も早くを目標にやっていこうと思います。





授業のあとは年に一度の大掃除です!
一年でいろんなところにホコリが溜まってますからね。
訓練校にお礼も込めて掃除していきます!




夜からは学科の授業があり、この日は以前にも紹介した美術の授業。
1科目2年間行われるので美術の授業はこの日で最後に。
薄井先生、ありがとうございました。作品作りと往年の建築家のお話とても楽しかったです。
最後の課題は『畳のショールームを作ろう!』
学校の前の上野まで続く通りに自分が考える畳のショールームを作ろうというもの。
条件に合えばどの建物でも良いので自由に設計して良いとのこと。
先に言いますが、あまり守ってません!
設計したショールームをイラストにまとめそれぞれプレゼンしていきました。

先鋒、齋藤くんの畳ショールームはこちら!

なんと大型トラックの荷台を改造しそこに座敷とカフェを併設するという斬新な発想!
ショールームで向かい入れるのではなく、自ら畳をPRしに行くという実に前向きなスタイルです!
しかし我々。すかさずヤジですよ。
「営業許可とってんですかー!」「畳味のコーヒーとか出すんですかー!」「マスクを取れ!マスクを!」
人に厳しく自分に甘い三人ですから。
まぁ、アグレッシブな案でいいですよね。
ただ、みなさんもお気付きとおもますが、名前とロゴがねぇ・・・
まずいですねぇ、スタバとマウントレーニアよりマズイですよ。
続きまして次鋒、明木くん。


おったまげました、ショールーム作れってのに畳屋作っちゃった!
「課題の趣旨、わかってますかー!」「真面目にやってるのか!キミは!」「表はどこ置くんですか!?」
「車はどうするんですか!?まさか路駐ですかぁ!?」
「畳の機械はどちらのですか?」「トクラです。」「あ、同じですw」
ていうか、新しく作るのに狭いですよね。
最後は僕のです。


僕が考えたのこちら。『TATAMI STEP』
訓練校の目の前にある、古い建物の『看板建築』群を改装。路面に面したファサードだけ残し中をスケルトンにして、そこから改装するという案。
看板建築とは昔の商店の流行りで、前面にモルタルで装飾された建物。全国で見られる。

中身はスキップフロアと呼ばれる階層をずらす作り方にして、建物中央を中二階程度の高さのフロアにし、そこで畳製作のデモンストレーションをします。
作業場は透明なガラスの床材にすることで下から見ることができ、別の階層から見下ろすこともできます。
下から見れるので、藁の付け方や、糸の運びなど普段は見えないところまで見ることが出来ます。
また、併設された展示室には貴重な資料を見ることができ、その上に組合事務所が入っています。
正面から右手側には四畳半の茶室をもうけ、茶道をはじめ茶室にちなんだ体験から本格的な稽古まで対応でき、その上は広間になってます。地域の交流場として解放する事も可能です。
どうでしょうか、真面目に考えました!
でも来るんですよねーヤジが。
「開口小さくないですか!ちゃんとPRできてますか!?」
「防空壕はいらないんですか!?」
もう質問の意味がわかりません。
「対外的なPRはどうするんですか!?」
お答えしましょう。
この湯島の通り、御茶ノ水、秋葉原、上野を結ぶこの太い道路。
日本人だけでなく海外からの観光客も多く絶好のチャンスです。着ぐるみきたマ○オカートも走ってますからね。
この通りを大型トラックに広告をのせバンバン走らすのです。
そう、ちょうどこんな感じの・・・

そう、TAMMY’s COFFEEです!!
まさかの業務提携、これには齋藤くんもびっくりです。
齋藤社長、どうぞよろしくお願いいたします。
そんなこんなで最後の授業は終了。
来月からいよいよ三年生に突入です!!
ちなみに今日は卒業式、こちらの模様は後日まとめます〜。
おまけで、神田明神の梅祭りの模様を、なんと猿回しやってました!
あ、梅撮ってないや。


『西田畳店』創業140年。
『リフォーム二シダ』内装全般なんでも。
西田光二
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