五代目、奮闘記『今週の訓練校』
手縫いの作業を学ぶ畳訓練校の模様をご紹介します!
いやぁ、すっかりブログがおろそかになってしまいました・・・
ちょっと諸事情というか僕のSNSで繋がっている方はもうお分かりでしょうが、その内容は次回でしましょう。
気を取り直して今回は入学式の模様と3年生になった授業の様子をお伝えいたします!
え、入学式・・・
四月の話ですよそれ。すみません、更新頻度を上げていきます!お知らせがいっぱいあるので!

今年の入校生は二人!しかも一人は神奈川から通いだそうです、大変ですね〜。
年齢も近いようですし仲良くやっていって欲しいです!




新一年生、御入学おめでとうございます!
先輩とも仲良くしてくださいぃ!!
さてさて3年の授業の初回は六畳間を一人で仕上げるという課題から!
先生からまずお部屋の図面を渡され、そこから自分で一枚ずつ寸法を出していき製作していきます。


上の写真のように部屋の周りに数字が書いてありますね。
もちろん単位は尺貫法です、さらに畳屋独自の寸法体系があります。
畳屋さんじゃないとなんのこっちゃか分からないと思います。笑
簡単にいうと、基準とする大きさを本間と言いそれを基準に0(ゼロ)として、そこから大(プラス)小(マイナス)で計算していきます。
そしてこれは、関東と関西で基準が違うんですね。京間、関東間というのは聞いた事ある方もいると思います。
ここで、よくお客さんに言われるお話を。
『畳ってみんな同じサイズなんでしょう?』
違いますよ!お部屋は四角じゃないんですよー!

かなり極端に図解しましたが、こういう事ですね。
台形だったり、平行四辺形だったり、辺の真ん中だけへっ込んでたり・・・
さすがに10cm違うとかはないですが、ミリ単位で大きさが違うんですよ。
だから、「あっちの畳をこっちに入れて〜。」とかは出来ないんですね。
ただ、できる時代もありました。
それは現在のように柱芯で建物を作るのではなく、畳の大きさで寸法を決めていく『畳割』で作られた建物。
でも、どう考えても柱割で建てた方が効率がいいんです。
だんだんと消えていったのでしょう、畳屋としては全部同じサイズでいいんですからきっと楽ですけどね笑

実際にアパートの張替えに行きましたら、畳の敷き方が間違って入っていました。
寸法が違うので指が入るほど隙間が空いてしまっています。

柱だけ出っ張ってたりって事もあります。

こんな変形の時もあるんですね〜。
ですので、お部屋の寸法から割出した畳をキチッと作るのが重要なんですね〜。



しっかりと寸法通りに手で仕上げて行けるように頑張ります!
次回は西田畳店に突然の事件が襲来!!をお送りいたします。
最後までご視聴ありがとうございました〜!
ではでは。
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