当店の施工事例

今回は今年に入ってからの畳工事をいくつかご紹介したいと思います。
合わせて張替え時の一手間もご紹介いたします!

まずは涼風という品種のい草を使用した国産畳表での張替え。
この品種は太さが特徴です、畳表を織り込む際の縦糸には麻と綿の2本芯のもの。
目の陰影が綺麗ですね!

こちらも同じ畳表での施工です。
だいぶすり切れももあり痛んでいますが、張り替えればもちろん綺麗になります!
畳のいいところですね〜♪

ちなみにこちらのお部屋、畳に凹んだ箇所や薄くなってる部分がありました。
写真では分かりにくいんですが、長年使っていると、表以外にもダメージが出でてきます。
そういう時は、畳を引き上げる前にメモとり張替え時に補修をいたします!
ちょっと下のイラストで説明いたします。

なんども張替えをしていると左の図のように縁ぎわだけ薄くなってしまいます。
縁を縫い付ける工程でなんども針が通っているからですね。
畳が『かまぼこ』みたいになっていくんですね。
足触りで分かりますね。隣り合う畳とも段差が出ることがあります。

そんな時は下の写真のように細く切ったゴザで厚みを調節します!
たった一枚ですがあるとないとで意外と変わるんですよ♪

タンスやピアノなどの重い家具やいつも座る場所など、荷重がよくかかる場所も凹みが出てきます。
そういう時はワラを足しちゃいます!写真右側のようにゴザを使う方もいますね。
ただ、タッカーので止めてあるので芯が錆びてしまってます。折れて表面に貫通する危険性もあるので僕はワラを手縫いで止めていきます。 右のもこの後直しました。

ちなみに敷き込みの際にご説明してるんですが、こちらのお客様は説明する前に「なんでこんなにピシッとしてるんですか!?」と先にお気づきになられました!
表面にはなかなか現れない隠れた手間だけに嬉しかったです!

続いて、お店で作業中に調節はしていくんですが、どうしても取りきれない場合もあります。
表面に凹みなどなく平らな時でも段差があったりします。
畳の下の下地がずれてきてる場合です。
そのような時は畳の下で高さ調節をしていきます。
細かく切ったゴザで全体を均一にしていきます。
下は賃貸物件の張替え時の写真です。

片側だけ凹んでたら。
ゴザを入れて・・・
ピッタリに!

ゴザ一枚分もないけど、ちょびっとだけ段差がある場合は、い草をバラバラにしてちょびっと入れます。

ちょっとだけ段差が・・・
い草をバラバラにして・・・
ピッタリに!

続いても涼風という品種の国産表!
お客様がお選びになったこの縁、僕も好きなんです!
無地だけど紬調のおりが特徴で、ざっくりとした風合いが素敵です。
光の具合で青く見えませんが、ちゃんと張り替えてます!

これが施工前。
これが施工後。
この縁です!

最後はこちら、賃貸物件ですが大家さんのご意向で国産の畳表を使用しました!
賃貸物件だと価格の安い中国産を選ばれやすいですが、お手頃な国産畳表もありますので、是非ご検討ください。

最後にほっこり話を。
張替えをしてると、畳の中から色々出てくることがあるんですよ。
まぁ、圧倒的に古新聞が多いんですが昔の記事読んだり漫画が出てきたり、ちょっと手が止まりますね笑

ただ、こないだ出てきたのはこちら、なんと当店の手書きチラシ!
金魚<ミニキテネ!!

続いてはこちら。
運んでる時に見つけちゃいました。。。

あ!
これこれ!

に、肉球だぁ!!!

次回は訓練校の入学式の模様をお届けします!ではでは!


『西田畳店』創業140年。
『リフォーム二シダ』内装全般なんでも。
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