研修七島藺草琉球表大分

琉球表の生産地、大分に・・・

こんにちは五代目です!

一般的には半畳のへりなし畳を互い違いにし敷く事を琉球畳と総称して呼ばれている印象を受けますが、実は違います。
『和紙』で織られた畳表、または『い草』の目が細かい『目積織り』で織られた表を使用して作られた畳が多く存在しますが、琉球畳に使用される畳表は大分県で生産される七島い草(しちとういぐさ)と呼ばれるい草で織られた表で作られた畳の事を琉球畳と呼びます。

半畳、市松敷きとは限りません。一畳まるまるでも使います。

国内では唯一、大分県の国東市安岐地区にて生産されていて、現在農家として稼働されているのは4件のみだそうです。大変貴重なんです。。。

一体どんな方が作られているのか、どんな場所で作っているのか、どんな作業をするのか、訪ねる為に大分に向かいました!


いつもお世話になっている畳屋の先輩、八巻さん、小川さんと共に大分研修の旅路です!

ですが、前の週に前歯の差し歯の調子が悪く歯医者に行ったところ、想像以上にデカい前歯に変わってしまい、めちゃくちゃ恥ずかしいんですよ。これが。。。
まぁ、もうしかたないんで、旅先で合う方に笑われる事を覚悟しました。

空港にて小川さんも苦笑。

なんだかんだ、大分県は初めてでした。温泉の数が世界一なんですね。空港では巨大ウニの軍艦巻きが流れてきました。

空港をおりると『くにさき七島藺振興会』事務局長かつ『二豊製畳有限会社』社長の細田さんが迎えにきてくださり、そのまま車で早速農家さんのもとへ。有り難う御座いました!

半自動織機

訪れたのは『豊後青筵工房』の松原さん。奥さんと共に迎えて頂きました!
お仕事の手を止めてまで詳しく説明して頂いき、ありがとうございました!
土壁作りの納屋に織機が置いてあり、実際に織る作業や機械の説明など。

松原さんの作業場には昔ながらの半自動織機と全自動織機があり、それぞれ仕上がり風合いが異なります。

半自動は手で一本ずつ織機に入れていき、左手で太い細いと選別をしながら入れます。
太い物、細い物、あまり連続すると仕上がりにムラが出来るのだそう。
なので左手で選別しなるべく均一にしていきます。
打ち込みも柔らかい印象で、琉球特有の野暮ったさが味になります。

全自動織機

全自動は打ち込みが強く、全体が均一な仕上がりに。
見た目も整然とした美しさがあります。
ですが、打ち込みと同時に選別が出来ないため、その下準備に苦労されるそうです。

三人とも織りに挑戦!!
しかしうまくできる訳もなく、熟練の技の凄さを体感しました・・・

『七島い草』はじつはい草ではなくカヤツリグサと言う草。最大の特徴は断面が三角形になっていて太くて強度があることです。これを刈り取り一本を二つに裂き、乾燥させると断面が丸まります。
い草に比べ強度が高く摩耗や曲げにも強いのです。
い草の5〜6倍の強度があるそうです。

香りも七島い草特有のものがあり。若草のようないい匂いです。い草の香りが苦手な方にもお勧めします。


松原さん、お世話になりました!!

夜は細田さんの所有する古民家に泊めさせて頂きました。お世話になりっぱなしです・・・
これがトトロに出てきそうな素敵なお家で、『まっくろくろすけ』がきっと居たはずです。

そこで農家の諸富さんと七島藺工芸家の岩切さん、松原さんも交えて懇親会を!

なんと岩切さんが七島藺で編むミサンガのワークショップを急遽開催して下さりました!
コチラのサイトに詳しく掲載されています!
https://www.onestory-media.jp/post/?id=2022

完成したミサンガと共に記念写真!ありがとうございました!!

そして諸富さんの表も見せて頂き、その品質の高さに驚きました。。。
公務員を辞め、4年前から国東に帰り一念発起し七島い草の農家に。
地元国東の原風景が記憶にあり、子供の頃近所の農家さんのお手伝いをされていたそうです。
僕も、30歳から畳屋を継いだので、地元の為に活躍されている人を見ると勇気が出ます。
しかも僕なんかより大変なおもいをされているので、なお!
残念なことに、諸富さんとの写真を撮り忘れてしましました・・・
すみません・・・

諸富さんの表、他の農家さんとは違い標高200メートルで作られた七島藺は独特の青さがありました!!


機械化があまり出来ず、手作業の多い七島藺。
大切に育てられ、じっくりと手間のかかった琉球表。
この文化を大切に守っていけるように畳屋としても努力して行こうと思います!!

『くにさき七島藺振興会』
http://shitto.org/



『西田畳店』  創業140年。 
  『リフォーム二シダ』  内装全般なんでも。
西田光二
住所:東京都三鷹市牟礼6-12-9
TEL 0422-44-3320
FAX 0422-49-9207
MAIL t-r-nishida@jcom.zaq.ne.jp

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